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第七話

      「よかった」を探す   こんな人はまわりにいませんか? 怒りっぽい人、自分勝手な人。 ( あるいは、竹村部長のように厳しそうに見える人 ( 笑 ))   怒りっぽい人が上司なら、毎日、ビクビクしますよね。 自分勝手な人が後輩なら、時にはイライラしますよね。   では、このような人たちに対する会社の評価は〝最低最悪〟ですか? そんなことはありませんよね。意外と悪くないことも多いはずです。 実際に〝最低最悪〟な人ばかりの会社なら、社員にもお客さまにも嫌われて とっくの昔に倒産しているはずです。   よく怒るけど営業はすごい、自分勝手なところはあるけれど事務は堅い、 とか …… 。   そうなのです。 誰でも、良い面と悪い面の両面を持ち合わせているのです。   そして、 ( 竹村部長に対する立野君のように ) 人というのは驚くほど悪い面に 目が向く 習性があるのです。   C これを見れば、大部分の人が「できている所」すなわち ‘ 線 ’ ではなく、 ‘ 空白 ’ で ある 「欠けている所」に目が向くのと同じことです。   良い面に目を向ければ、日々の職場や生活は劇的に変わります。 端的に言うなら、『よかった』を探す努力をするのです。 ( 立野君のように、竹村部長から延々とアニメの話を聞かされるのも大変 ですがね ( 笑 ))   すなわち、「変えられない他人」に変わってほしい、という無理な願望を 持たず、 まずは自分自身が先に変わり、 『よかった』 を探す努力を行い、そして、それを習慣に高めることができれば、未来は 必ず変わり ます。   この『よかった』を探す努力こそが、社会人生活だけでなく、人生にも大い   なる 明るさをもたらす...

第六話

『主体性』   「主体性」を平たく言うと、 指示される前に、自分で考えて動く 、ということです。 これならカンタンそうですよね。マンガの深草くんも、自分では「(主体的に)がんばっている」つもりでした。実際、深草くんなりに一所懸命がんばっていたと思います。それでも上司は不満でしたよね。   営業でも事務でも、仕事で目標を達成できない時、どうすればいいでしょうか? 精一杯がんばった上での未達成なので、「もっとがんばれ!」と言われても困りますよね。 ( 職場では、よく耳にする言葉ですが ( 汗 )) そもそも、どうしたら達成できるのか、よくわからないことがほとんどでしょう。   あくまでも一つの例ですが、目標をよく達成している人や信頼・尊敬している人に、いろいろ教えてもらうっていうのも有効な手です。 ただ現実的には、仲の良い同僚たちと情報交換する人は多いのですが、 できる上司や先輩に教えを乞う人は少ない ようです。でも、質問できない気持ちは痛いほどわかりますよ。なぜなら「こんなことも知らないのか!」と、怒られたり笑われたりしたら〝恥ずかしい〟ですもんね。この〝恥ずかしい〟という思いの克服は大変な難題です。   しかし、 怒られたり、笑われたりするかもしれない、と覚悟すること が「主体性」の第一歩です。   みなさんが失敗して…怒られる、笑われる・・・すなわち、怒る、笑うは、すべて周りの人が決めることです。みなさんは、残念ながらどうすることもできません。 過去と他人は変えられないのです。   マンガの館山チーフが言う通り、主体的にやってみて、時には失敗し、時には成功するなど、自分の足で歩いた経験こそが『財産』であり、成長への最も確かな道です。 そもそも実際、若い人が主体的に動いて失敗しても、上司は、若い人たちが想像するほど、評価を下げないものですよ。安心してください。 ( 深草くんも実は悩むほどでもなかったのです )   将来、「仕事ができて、信頼される人」になれればいいですね。...

第五話

『習慣は才能を超える』     前回は「確実に実行する力」を考えました。 ( 大変な難題でしたね ( 汗 ))   それは 「習慣にする力」 であり 「自制心」 が欠かせない、と言いました。 ( ほんまに難しいですけどね ( 汗× 2))       では、どのようにすれば、習慣や自制心を身に着けられるのでしょうか?   まずは 「熱い思い」 です。 目標や目的を持つこと 、です。     たとえば、上司から信頼されたい、後輩に尊敬されたい、あるいは、今月のノルマを達成したい、昇格したい、年収○○万円ほしい、また、英語が話せるようになりたい・・・というのも立派な目標です。   はじめは何でも構いません。ぜひ、「熱い思い」とともに、目標・目的を持ってほしいと思います。    ちなみに、「熱い思い」の触媒として、実生活で見聞きした経験だけでなく、小説やマンガ、テレビや映画もあります。   一度感動したものを繰り返し観る、読む、・・・・・・これも有効です(と高名な心理学者に教えてもらいました)。              目的はもちろん、目標を設定するのは、簡単ではありません。   マンガのこのみちゃんのように、なかなか決められないことが普通です。 それでも、目標や目的は小さくても設定した方がいいですし、設定したのなら(ここがなかなかできないポイントなのですが)どんなに忙しくても、あるいはラクをしたいと思っても、「自制心」を持って継続することが大切です。   継続することが「習慣」につながるのです。(一旦「習慣」になれば、続けるのは意外に楽ですよ)     会社に入ったときは、出身大学の偏差値に大差があり、かつ、仕事力でも大きな差があった二人が 10 年で立場が入れ替わる、なんてことは、しょっちゅうあります。   平凡な...

第四話

    『実行力』   今回は「確実に実行する力」です。お伝えする前に何なんですが、これはかなり難しいことで、しっかりやり切れる人はほとんどいません ( から安心してください ( 笑 )) 。   これは大胆に言えば 「習慣にする力」 のことで、習慣にするためには 「自制心」 という、身につけるのが最も難しい心が必要です。   例えば、目指すべき人物像、あるいは目標を設定できたとします。(マンガのこのみちゃんのように〝ダイエット〟という目標でも構いません ( 笑 ) )その言葉をブレない軸として行動し続けること、あるいは、目標に向かって努力し続けるのは、本当にたいへん難しいことです。   さらに、目指すべき人物像や、具体的な目標を設定した場合、その人物は、当然、今の自分にはできないことがやれるはずですし、目標も今までと変わらない生活を送っていては達成が難しいはずです。(〝ダイエット〟はまさにそうですね ( 笑 ) )   ですから、たとえば、知識が必要なら勉強が、勘所を知りたいのなら上手にできる人に聞きに行く勇気が、(さらには定期的に運動する習慣が)それぞれ必要です。もっと具体的に言うなら、通勤時に本を読む、とか、定期的に運動する、とかをやり続ける強い心が不可欠です。そして、私たちはたいてい弱い心しか持っていません。   それでも、たとえば通勤時に本を読むという習慣を身に着ければ、仮に 1 日 30 分でも毎年 30 冊くらい読めるのです。本を読む、と決意したら、 1 日 30 分、読書をするまで、色々と我慢しなければなりません。朝早く起きるか、通勤中のスマホを減らすか、夜寝る前のテレビをやめるか… いずれにせよ、今までの習慣を変えて、 1 日 24 時間の中で、 30 分をしぼり出す必要があります。楽しいスマホを見ない時間をつくるのは、大変な難題だと思います。スマホって楽しいですもんね。かく言う私も、通勤中についつい触ってしまいます ( 汗 )   しかし、これこそが 「自制心」 であ...

第三話

  『どんな人を信頼しますか?』     そもそも、どうすれば信頼を得られるのでしょうか? この答えを考える前に、自分がどのような人を信頼するか、を考えてみましょう。 急に言われても、なかなか浮かびませんか? 立ち止まって考えてみると、立野くんのように、よくわからないケースがほとんどでしょう。 まずは、尊敬する上司や先輩を思い出すのが近道です。 尊敬する人がいない場合は、「あっ、その発言・行動、いいな」と感じた瞬間を思い出しましょう。 仕事を離れて、テレビやマンガ、あるいは小説や映画の1シーンでも構いませんよ。 それでも、全く思い浮かばない人には、ヒントを出します。 実のところ、多くの人が仕事において信頼する言動は驚くほど似ています。 そして、以下のうち、 1 つでも習慣にしている人は、すごい人です。 例えば… 「思いやりを持って、親切・ていねいに接する」 「成功しても自慢せず、周りへの感謝を忘れない」 「失敗しても言い訳せず、自分に矢印を向けてしっかり反省し謝る」 「クレーム対応など、苦しい局面でも逃げない」 「毎日精一杯努力し、難しい目標でも主体的に粘り強く挑戦し続ける」 「自分の損得よりも、チーム第一という基準で判断する」 「自分のやり方・考え方に固執せず、耳の痛いアドバイスも素直に聴いて、  言動を改善する」 「チームメイトがミスしたときは、自ら進んで積極的にカバーする」 「人の良い所を見つけて、心からほめる」 ・・・などです。 こんなにたくさん、とてもできないって、立野くんのように感じた人もいるでしょう。 でも心配はご無用、そんな完璧な人はいません。野路先輩が言う通り1つだけでもできれば立派です。 とはいえ、「順番をつけること」は大切です。 自分が一番大切にしたいことは何か、を考えてみましょう。最初は1つだけでも構いません。 もちろん、順番が変わることはあります。それ...