スキップしてメイン コンテンツに移動

第四話


 
 

『実行力』

 

今回は「確実に実行する力」です。お伝えする前に何なんですが、これはかなり難しいことで、しっかりやり切れる人はほとんどいません(から安心してください())

 

これは大胆に言えば「習慣にする力」のことで、習慣にするためには「自制心」という、身につけるのが最も難しい心が必要です。

 

例えば、目指すべき人物像、あるいは目標を設定できたとします。(マンガのこのみちゃんのように〝ダイエット〟という目標でも構いません())その言葉をブレない軸として行動し続けること、あるいは、目標に向かって努力し続けるのは、本当にたいへん難しいことです。

 

さらに、目指すべき人物像や、具体的な目標を設定した場合、その人物は、当然、今の自分にはできないことがやれるはずですし、目標も今までと変わらない生活を送っていては達成が難しいはずです。(〝ダイエット〟はまさにそうですね()

 

ですから、たとえば、知識が必要なら勉強が、勘所を知りたいのなら上手にできる人に聞きに行く勇気が、(さらには定期的に運動する習慣が)それぞれ必要です。もっと具体的に言うなら、通勤時に本を読む、とか、定期的に運動する、とかをやり続ける強い心が不可欠です。そして、私たちはたいてい弱い心しか持っていません。

 

それでも、たとえば通勤時に本を読むという習慣を身に着ければ、仮に130分でも毎年30冊くらい読めるのです。本を読む、と決意したら、130分、読書をするまで、色々と我慢しなければなりません。朝早く起きるか、通勤中のスマホを減らすか、夜寝る前のテレビをやめるか…

いずれにせよ、今までの習慣を変えて、124時間の中で、30分をしぼり出す必要があります。楽しいスマホを見ない時間をつくるのは、大変な難題だと思います。スマホって楽しいですもんね。かく言う私も、通勤中についつい触ってしまいます()

 

しかし、これこそが「自制心」であり、「確実に実行する力」の正体なのです。

 

すなわち、「自分が変われば、未来が変わる」

そして、「習慣は才能を超える」のです。

 

このブログの人気の投稿

ごあいさつ

経済学部同窓会として経済学部生の就職活動を支援して、 早いもので 4 年が経ちました。 おかげさまで参加した学生さんは700名を超え、満足度は ほぼ 100% を維持しています。 とはいえ、学生さんの就職活動に加えて、 卒業した後の若手同窓生が社会で活躍できるために、経済学部同窓会として 何かお手伝いがしたいと考えています。 ******************** *********** 就職活動の支援活動をよりよくするためには、 何が大切か、話し合いを重ねました。 答えは出ませんでした。 しかし、これだけは言えます。 「学生さんと接する以上、先輩である私たちがより魅力的な社会人になること」 これは絶対必要ですね。     ******************** *********** みなさんの「仕事力」と「人間力」 この両面を磨くお手伝いができれば、 と思い、竜巻竜次先生(画)にご協力頂き 「立野 新 ( たての あらた )  社会人日記」作成しました。 気軽に読んでいただけるとうれしいです。 立命館大学経済学部同窓会 メントレ委員会一同 

第三十二話

  ChatGPT って、ヤバくない?   最近流行の「生成 AI 」の専門家曰く ( と言っても 30 歳台前半 )   「 ChatGPT を使えば、  良いエントリーシート (ES) が  書けますよ」 とのこと。   試しにその場で作ってもらったら、 整った ES が十秒程度で出来上がりました!   何となく怖くなり、 自分の仕事が奪われそうな気もしたので 恐る恐る質問すると、 この若き専門家は冷静に言いました。   「新しい雇用も生まれますが、  減る仕事の方が多そうですね」  ・・・ヤバいやん!   とはいえ、 何か良いことはないかと探してみれば・・・ ありました!   「スキルの格差が縮まることがある」 ・・・らしい。   具体的には 転職サイト大手のビズリーチが ChatGPT を活用して開発したアプリを使って 「職務経歴書」を作成した場合、 転職希望者には面談の誘いが 4 割多く届いたようです!   その他、 様々な分野で成功事例がありますが、 健康に直結する医療分野でも カテーテル関連で有力製品が 開発されたようです。   AI と人の知恵が相乗効果を生んで、 より明るい未来が開ける可能性も 十分ありそうです。   もちろん偽情報の拡散もあるし、 そもそも ChatGPT は 『自信満々に』間違います。   さらに その間違いを指摘すると 「申し訳ありませんでした。  本当は●●です」 と訂正しますが、 ●●も間違っていることがしばしばです。   要するに ChatGPT( 生成 AI) は 〝危険だが役に立つ〟のです。   「危険」を重視する人は、 映画「ターミネーター」のように AI が暴走して人類を滅亡させるので 開発を止めるべきだと主張しています。   しかしながら、 世界中に大勢居る研究者の開発を 止めることはほぼ...

第三十四話

  人を動かす②  ~ほめれば人は動くのか? …一つ目のキーワード 『充実』 ~   前回、約 30 年前に比べて今は部下、 特に若者を動かすのが格段に難しくなり、 やる気になって働いてもらうためには どうすればいいか、 学問を参考にしつつ、 いずれも私見ですが 3 つの角度から考えると言いました。   まずは巷でよく言われる「ほめる」です。   若者に限らず、 人はほめられればうれしく感じて やる気にもなり、 自ら進んで動きやすくなります。   とはいえ、 いつでも何でもほめていると、 ほめられる側のうれしさも減ってしまい、 やる気も当初ほどは上がりません。   増して、 嘘っぽく聞こえるよう“棒読み”なら ほめない方がいいでしょう。   ほめることは確かに重要ですが、 “ほめるオンリー”で部下がやる気になり、 さらには 自ら進んで動くのは難しそうです。     そもそも 部下はほめられて 何を得るのでしょうか?   大胆に言い切ってしまえば…   『充実』   …です。   それではこの 『充実』 は、 ほめられる以外 どのような時に 部下は感じるのでしょうか?   まずは自身の「成長」、 そしてチームなど周りの人たちへの 「貢献」です。   自分は今成長できた! と実感できる時 ……平たく言うなら、 今までできなかったことが できるようになった時 人はうれしくなります。   加えて、 自分の成長によって チームの目標が達成するなど 「チームに貢献できている!」 と感じられれば俄然やる気が出ます。   実はこの「成長」と「貢献」を 部下が感じたまさにそのタイミングで、 上司がほめて感謝すれば 部下のやる気が 爆上がりすることもあります。   さらには 「仕事が楽しい」 と部下が感じれば、 放っ...