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第二十話

「人は見た目が 9 割」です。しかし・・・ 「人は見た目が 9 割」 これは本のタイトルです。 十数年前にベストセラーになりました。 しかし、今でも通用します。   要するに 「服と顔+声」 で第一印象の 9 割が決まり、 話しの中身は 1 割程度しか伝わらない、 という内容です。   話す中身にこだわっている人には衝撃的です。   中には、就活の面接官として、 学生さんが入室して、 少し話をした「見た目」で合否を決める、 という人もいます。   それくらい「見た目」は大切なのです。   さらには、 「見た目」 すなわち第一印象は長い間持続するので、 仕事では、 「清潔な服」をきっちり着て、 「引き締まった表情」で、 「落ち着いた声」で ゆっくり話すことが大切だ、 とも言われます。   「見た目」の中でも、 特に「顔」が大切です。 ここで言う「顔」は 『表情』 のことです。 そして、この『表情』が最も大切なのです。   なぜなら『表情』には、 あなたの〝心〟が鋭く反映されるからです。 そのため、仕事のデキる上司は、 あなたの『表情』の変化を見逃しません。   具体的には 「私は悪くないのに・・・」 というふてくされた表情や、 そもそも指導を聞く気が感じられない 「無表情」 などの“マイナスの感情”です。   言葉に出さなくても、 表情から本音が伝わってしまうのです。 ( マンガのこのみち...

第十九話

営業で見落としがちなこと   楽な仕事はありません。 とはいえ、営業は特に過酷です。 なぜなら、 目標に対する達成率などが数字で測られ、 加えて 同僚とも常に数字で比較されるからです。   それだけ営業という仕事は苦しく、 また差も歴然とつきがちです。 だから、 本屋にもたくさん営業に関する本があります。     今日は、本にはあまり書かれていないが、 大切なこと、見落としがちな事をお伝えします。   まずは 『腕を磨く』 ということです。 当たり前すぎて、拍子抜けしましたか?   (立野くんも後輩に 「よく勉強すること」とアドバイスしたら 後輩も 「普通なんですね」  と返信してましたね ( 笑 ) )    でも、意外と難しいのですよ。   営業の本にも、 実はあんまり詳しく書いてません。   なぜなら、業界や会社によって 〝 成功の鍵 〟 が違うからです。   価格か、品質か、 安定した供給体制か、エッジの効いた提案か、 あるいは訪問頻度か、人間関係か、 これらの組み合わせか・・・。   さらには〝 自分の強み 〟にスポットを当て、 「 何の腕を磨くのか 」 を立ち止まって考えてみましょう。   そして、 やるべきことを決めたら、そこに時間を投入する、 平たく言うと時間をかけて努力する、 ということです。   〝自分の強み〟がわからない時は、 ...

第十八話

〝レジリエンス 2〟 ~困難な状況から回復する力~   前回は、大失敗したときの注意点を言いました。 大失敗のダメージから回復するのは、難しいことです。 しかしながら、衝撃的な悲劇でも、少しは自分でコントロールし、回復していくことは可能です。 その際、ぜひ押さえておきたい「考え方」が 3 つあります。   1 つ目は、野路先輩が立野くんにアドバイスした通り、 「もっと最悪な事態が起こっていたら・・・、と想像してみること」です。 そもそも大失敗をした人に、こんなことを言うのは酷です。 しかし『もっと最悪!』は本当にあります。 降格されたとしても、懲戒免職されたわけではありません。 病気で会社を辞めることになっても、一生再起不能になったわけではありません。   人は齢を重ねるほど、驚くような不幸を身近で見聞きします。 あなたはきっと辛くて大変でしょうし、実際そうだと思うのですが・・・それでも最悪ではないのです。 2 つ目は「誰かの役に立つこと」です。 一瞬、脈絡のなさを感じましたか? しかし、誰かの役に立ち「ありがとう!」と言われれば、どんなに小さなことであっても、うれしいものです。 大失敗によって、仮に仕事のスケールが大幅に縮小しても、誰かの役に立てれば、自分が大切な存在であることをはっきりと認識でき、自信に繋がります。 これが回復への確かな一歩になります。 最後は「大失敗の中に〝価値〟を見いだすこと」です。 あなたはどんな人を目指していますか? その人は、多分たくさんの大失敗を経験しているはずです。 そして、大抵、その大失敗を「いい経験だった」と総括しているものです。   今、苦しみの真ん中にいるのなら、それは本当に本当に大変だと思うのです。 激しく後悔する、あるいは誰かを恨んでいるのかもしれません。 それでも、残念ながら、過去と他人は変えられません。 自力で状況を好転させられないのなら、自分自身の考え方を変えることです。 ...

第十七話

〝レジリエンス〟~困難な状況から回復する力~ 目標の未達成や大きな失敗が続くと、落ち込みます。しかし、同じ現実に直面しても、素早く回復する人と、なかなか回復できない人に分かれます。二人の考え方はどう違うのでしょうか? なかなか回復 できない 人の考え方には3つの特徴があると言われています。これを知っているだけで回復は早くなります。大失敗をしてしまった深草くんの場合を例にして、考えてみましょう。 1 つ目は「自分だけが悪いのだ」と自己嫌悪や自虐的になってしまう考え方です。 大失敗をしでかした以上、反省は当然必要です。しかし、あなた一人だけが悪い、というケースはほとんどありません。チェック体制はどうだったのか、そもそも仕事の配分は適正だったのかなど、普通のチームなら、大失敗ほど一人だけが悪かった、とは結論づけないものです。 よって『自分一人で抱え込まなくていい』のです。 2 つ目は「仕事人生全体に、ずっと悪影響を与える」という考え方です。確かに、大失敗は仕事のキャリア上、一旦はマイナスに働きます。不本意な異動があるかもしれません。しかし、会社はほぼ間違いなく、失敗したあなたの復活を期待しています。なぜなら、あなたは同じ会社で働く「チームメイト」であり「貴重な戦力」だからです。それに将来、高い確率で、他の誰かがあなたと同じような大失敗をします。その人が復活するモデルにもなってほしい、と会社は望んでいます。 よって『すべてがダメになるわけではない』のです。     3 つ目は「落ち込んだ気持ちが永遠に続く」という考え方です。平たく言うと「立ち直れそうにない・・・」という感覚です。確かに今は、自分が明るく働く姿を想像できないかもしれません。しかし、人の心は良くできていて、必ず長期的には落ち着き、プラスの見方ができるようになります。その証拠に、 10 年前の仕事の失敗を引きずって、今も暗く働いている人など滅多にいません。 よって、落ち込んだ気持ちは『ずっと続くわけではない』のです。     成功した人ほど、大失敗をしているものです。あなたが大失敗をしたのなら、むしろ成功へのスタートラインに立っている...

第十六話

    職場の人間関係に悩んだら・・・     誠実に働いているのに、マンガのこのみちゃんのように、なぜか職場の人間関係がギクシャクする・・・こういうことは古くからあります。万能の解決方法はありませんが、悩みを減らす方法はあります。今日は、2つのヒントをお伝えします。     1 つ目は、職場の人たちを「 まずは自分が好きになること 」、そのためには職場の人たちの「 “良い点”を探すこと 」です。人は、自分を嫌ったり信頼しない人をあえて好きになったり信頼することは滅多にありません。もちろん、好きになり信頼したからといって、必ずしも相手からそう思ってもらえるとは限りません。しかし、自分が相手の良かった点を探し、好きになり、信頼すれば、自分が相手から好かれ信頼される確率は格段に上がります。 それでもなかなか好きになれないときは、せめて「ありがとうございます!」と心のこもった感謝の言葉を、相手の目を見て、たくさん発してください。これだけでも職場の人間関係はきっと改善するでしょう。     2つ目は、(館山チーフではありませんが ( 笑 ) )、「 全員に好かれることは、ほぼ不可能!という覚悟を持つこと 」です。例えば、5人のチームの中で、1人でも自分を嫌っている ( と思われる ) メンバーがいると気になるものです。もちろん、自分の言動を改善する努力は常に心がけるべきですが、そもそもメンバー全員から好かれる方が〝奇跡〟です。なぜなら「多くの人たちがあなたを好き」など、あなたの具体的な言動とは無関係にあなたを嫌う人が現実にはいるのです。感覚的には 1 割を少し超える程度でしょうか。5~10人いれば1人くらいはいるかな、という感じです。嫌われる側から見れば、自力で改善できる範囲を超えており理不尽ですが、まずは5人中3人から好かれれば十分、と考えましょう。これだけでかなり気が楽になります。     上記の2つのヒントにより、あなたの職場での人間関係が、少しでも改善することを期待しています。