「人は見た目が9割」です。しかし・・・
「人は見た目が9割」
これは本のタイトルです。
十数年前にベストセラーになりました。
しかし、今でも通用します。
要するに
「服と顔+声」
で第一印象の9割が決まり、
話しの中身は1割程度しか伝わらない、
という内容です。
話す中身にこだわっている人には衝撃的です。
中には、就活の面接官として、
学生さんが入室して、
少し話をした「見た目」で合否を決める、
という人もいます。
それくらい「見た目」は大切なのです。
さらには、
「見た目」
すなわち第一印象は長い間持続するので、
仕事では、
「清潔な服」をきっちり着て、
「引き締まった表情」で、
「落ち着いた声」で
ゆっくり話すことが大切だ、
とも言われます。
「見た目」の中でも、
特に「顔」が大切です。
ここで言う「顔」は
『表情』
のことです。
そして、この『表情』が最も大切なのです。
なぜなら『表情』には、
あなたの〝心〟が鋭く反映されるからです。
そのため、仕事のデキる上司は、
あなたの『表情』の変化を見逃しません。
具体的には
「私は悪くないのに・・・」
というふてくされた表情や、
そもそも指導を聞く気が感じられない
「無表情」
などの“マイナスの感情”です。
言葉に出さなくても、
表情から本音が伝わってしまうのです。
(マンガのこのみちゃんも、指導している
M原さんの表情に引っ掛かってましたね)
大切なのは、
そういう反射的な“マイナスの感情”を抑えて、
少しでも良いビジネスパーソンを目指そう、
という〝心〟なのです。
それは
〝素直〟や〝謙虚〟、そして〝努力〟
などという言葉で表されます。
これらを強く意識して働いている人は、
表情に
“マイナスの感情”
が一瞬出てもすぐに消え、
「自分がミスをしたのだから、
しっかり反省しよう」
「評価は下がるかもしれないが、
よい経験だ」
などという前向きで誠実な『表情』になります。
さらには、
こういう〝プラスの感情〟を意識し続けると、
自然と良い表情に変化していきます。
「人は見た目が9割」は概ね正しく、
仕事においては特に『表情』、
すなわち〝心〟が特に大切です。