「ストレス」とうまく付き合う方法
前回のラストで、「ストレスは成長するために必要であり、人生にとってもプラスである」とお伝えしました。苦手な上司とうまくいかず、倒れたり、会社を辞めたりする人もいるのに、本当でしょうか?(私も初めて聴いたときは驚きました!)
研究や統計からは、どうも本当のようです。では、「ストレス」を活かして成長する人はどこが違うのでしょうか?
それは『とらえ方』です。要するに、「ストレスは〝害〟だ」と思わず「ストレスは〝役に立つ〟」と考えて対応しようとする人は成長できる、とのことです。〝害〟だと思えば、ストレスと向き合わず、原因も深く考えませんし、遊びやお酒などで逃げたりします。(私も時々そうしてしまいます・・・(汗))
〈★なお限界ギリギリの人は(苦手な上司とかから)「逃げる」のもアリですからね!)〉
一方〝役に立つ〟と考えれば、厳しい現実を受け止め、対応方法を考えます。時には、周りの人にアドバイスや支援を求めるでしょう。そして、ストレスの原因を探して、改善しようと努力するのか、あるいは見方を変えるのか・・・・・・いずれにせよ、何かを変えようと努力します。ここに成長があるのです。もちろん、どんなに努力しても、現実は厳しく、なかなか状況は改善しないでしょう。しかし、仕事に働きがい(人生には生きがい)を感じている人は、心配ごとやストレスも多いようです。さらに、働きがいを感じている人は、ある程度のストレスなら「働いて給料をもらっているのだから〝時々はあるだろう〟」と考えることができるとのことです。
今、もし、苦手な上司、高い目標、ミスの許されない事務などのストレスに苦しんでいるなら、本当に大変だと思うのですが、目指すべき人物や目的に、間違いなく一歩ずつ近づいていると考えてほしいのです。
そして、みなさんの後輩が最も興味を持って聴く話は、ストレスを克服した成功談ではなく、ストレスに苦しんだ、というような失敗談なのです。仮に、そのストレスを大して改善できなかったとしても、です。(私も成功談をときどき自慢してしまって、いつも後悔しています・・・反省!)