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第二十七話

      「カウンターパンチ」を喰わないために  (Part Ⅰ )     人事異動の季節です。 「新しい職場で活躍したい!」 と意気込むのはよいことです。   しかし、 そんな時こそ要注意です。     ところで、 ボクシングの 「カウンターパンチ」 を知ってますか? 自分がパンチを打ちに前へ出た、 まさにその瞬間、いきなり 相手に殴られるパンチのことです。   自分が受けるダメージは強烈です。 「ぶっ倒してやろう!」 と意気込んだ、まさにその瞬間、 パンチを喰うのです。 ときには、 この「カウンターパンチ」一発で KO 負けすることさえあります。   なぜ、そこまで 「カウンターパンチ」は ダメージを受けるのでしょうか? 言うまでもなく、 自分がパンチを喰うことを 「まったく予想していないから」 です。     「新しい職場で活躍したい!」 と意気込んで働き始めたものの、 次々に凡ミスを重ね、 活躍するどころか 足を引っ張ってしまうのは、 実際「よくあること」なのです。   このようなとき、 あなたの受けるダメージは、 強烈です。     「新しい職場」でなくても、 「カウンターパンチ」 を受ける時があります。   それは 「絶対に成功する!」 と確信した時です。   良いアイデアがひらめき、 いろいろな角度から検証しても、 やっぱり良いアイデアだ と確信できた時は 気合いが入ります。 すぐにでも、 顧客や上司に提案したくなります。   そして、 意気込んで提案した、 まさにその瞬間、 「そんなの ダメに決まってるだろう!」 と即座に怒られたら、 あなたのダメージは、強烈です。   ダメな理由を聞けば、 まさに自分の致命的な見落としや 誤解に気づきます。   そして、これらのような 「カウンターパンチ」 は、若い人ほど、 よく喰らってしまいます。   理由は簡単です。 中堅社員は 「カウンターパンチ」 を喰らった経験、あるい