「カウンターパンチ」を喰わないために (Part Ⅱ ) 前回は、 「活躍したい!」 と新しい職場で 気合いを入れて働き始めたとき、 あるいは 「良いアイデアがひらめいた!」 と意気込んで提案したときは、 意外に失敗することが多く、 ボクシングの 「カウンターパンチ」 を喰らったように ノックアウトされやすいので 要注意、とお伝えしました。 では、どうすれば 「カウンターパンチ」 を防げるのでしょうか? 簡単なことですが、 以下、三つお伝えします。 一つ目は 「寝ること」 です。 特に 「良いアイデアがひらめいた!」 と気合いが入った時に有効です。 自分のアイデアに酔ってしまうと、 冷静な分析はほぼ不可能です。 こんな時は、 すぐにでも提案したい! と前のめりになりますが、 とにかく一晩寝ることです。 寝れば“酔い”も覚め、 冷静さを取り戻します。 そうすると、 自分の提案の 「穴」 に気づきます。 二つ目は 「待つこと」 です。 特に、 新しい職場で働き始めて、 変えた方がよい「しきたり」が 目についた時に有効です。 すぐにでも改善提案をして 早々に評価を上げたい、 と心がはやりますが、 こらえましょう。 まずはメモして、 「待つこと」 です。 最低でも 1 ヶ月、 できれば 3 ヶ月・・・待って、 もう一度冷静に観察すれば 「しきたり」 の背景や意味が見えてきます。 その上でメモを見返し、 やはり変えた方がよい、 という内容に限り、 提案することです。 三つ目は 「謙虚であること」 です。 これは仕事全般に通用しますが、 特に提案するときには大切です。 当然ですが 「創業以来、 誰も思いつかなかった 劇的に良い提案」 など滅多にありません。 類似の提案はなされたことがあり 何らかの事情で 採用・定着しなかった、 と想像するのが妥当です。 「過去
立命館大学経済学部同窓会から若手同窓生に向けて『社会人として独り立ちするコツ』をマンガ形式でつらつらと掲載します。肩の力を抜いて読んでいただければ幸いです。